若者はユースホステルで旅をする・その１

若者はユースホステルで旅をする・その１

1968年8月遊佐と新庄

東北均一周遊券を持って旅に出かけた。僕は若者だった。
その１と題名を付けたがその２が有るかは保障しない。
上野駅を8月19日23時50分発急行ひばらで出発した。急行ひばら？そんな
列車があったのか？自分もメモが信じられなかった。ググルとちゃんと
あって安心した。
あっちこっち回ってこの写真。既に7日目だ。陸羽東線から陸羽西線への
乗り継ぎ23分の間にこれを撮れた。
1968年8月26日
新庄駅　上り急行たざわ　DF50550+DF50xx　　画面端にD511096

この日は遊佐のユースホステルに泊まった。素泊まり400円。シーツは封
筒状にミシンがけした布を持参していた。この若者向け安宿は全国にあっ
た。カニ族の貧乏学生には嬉しいシステムだったが、欠点もあった。団体
生活奨励でフロメシネルが決められた時間で運行されることだ。食事後の
ミーティングも僕には都合が悪かった。自己紹介、旅行の目的の発表、そ
の後みんなでゲーム。いまのゲームではなくトランプやなぞなぞなど。翌
日のスケジュールを検討して早く寝たい僕には迷惑だったが、同年代の女
性陣との交流は楽しくはないことはなかった。
1968年8月27日
翌日の遊佐駅
左は829レ　D51371(煙突に注目・ギーゼルエゼクター装備）と893レ

この頃の写真は15カット／日程度でフィルムの残りを気にしながら撮って
いましたね。